定期試験のお話

試験が無事に終わりました。十日間以上前に-_-|||。

今回は、大学で過ごした三年間の中で一番楽しかった試験かもしれません。

 

前にも紹介したけど、試験ではショパンの幻想ポロネーズを弾きました。

その他、三年生期間限定の課題曲というのがあります。

今年の限定品はヘンデル作曲の組曲でした。

この曲は試験直前まで、退屈に弾いていました。

退屈な曲だと思っていたから、もちろん暗譜もうまく行かないし、

たった2分間の曲なのに、途中で止まってしまいました。

一生懸命音を覚えようとするとますます忘れてゆくのさ>.<

 

どうしようもない私が、ガマンできず、「この曲あんまり好きじゃないんだよね」と先生に相談したら、曲について一緒に考えてもらいました。

 そうしたら、組曲2曲のイメージがだんだん浮かび上がりました。

課題曲を書いたのは、ドイツに生まれ、イギリスで暮らしていた作曲家ヘンデルです。

この組曲は、まさに作曲家のバックグランドに基づいています。

 

一曲目はドイツ風舞曲のアルマンドです。

この曲は、細かく計算されていて、必要な音しか書かれてなく、厳密で繊細な曲です。

イツの国民性がすごく表現されているのではないかと思います。

旋律が洗練されていて、あまり感情を入れないほうが良さそうでした。

曲全体、中世に暮らしていた貴族が、郊外にあるお城周辺で散歩している風景を描いている感じです。

 

もう一曲はジグという、イギリスやアイルランドの民俗踊りです。

アルマンドと比べたら、少し泥臭いけど、情熱的で比較的に自由な曲です。

アイルランドら辺の民俗踊りをイメージしたら、ヨーロッパ中世をテーマにした映画で見られるようなダンスシーンが頭に出てきました。

多くの人が酒場に集まり、二列に並び、ダンスの挨拶をして、踊り始めます。

中間部でにぎやかになったり、ダンスで軽くお辞儀するような動きがあったり、最後はチャッチャッチャンで終わり…

 

ということで、試験前日の夜、なんとか課題曲を好きになれました。

試験も無事に…ミスなく弾けたわけですが、

曲の背景が如何に大事なのか、思い知らされる出来事でした。