年越しカウントダウン〜春节联欢晚会〜

春节联欢晚会」略称「春晚」)は、中国中央テレビ局CCTVが毎年の春節に行う年越しカウントダウンイベントで、日本での「紅白歌合戦」に相当し、中国で最も注目されている番組の一つである。


2012年4月、「春晩」が「世界で最も視聴者が多い番組」と認定され、ギネス世界記録に登録された。春節にまつわる番組が増えている中、なぜ「春晩」は不変な存在であり続けることができるのだろう。

 

1983年、中国改革政策が実施されてから4年、第一回「春晚」の幕が開いた。20世紀90年代に急成長し、中央テレビ局CCTVの各チャンネルをはじめ、中国全土のテレビネットワークで放送されるようになった。

 

インターネットの普及により、CNTV(China network television)PPLIVEといったネットテレビが続々開設され、海外にいる人も簡単に視聴できる。「春晩」を見る事で、国を離れても、中国でどんなポップカルチャーが注目されているのか大体知る事ができる。なので、私も毎年、欠かさずパソコンの前で中継を見ている。

 

人々の生活水準が上がることに連れ、「春晩」は文化の宴のような番組だけではなく、中国の社会実情やポップカルチャーを反映する存在でもある。

日本の「紅白歌合戦」と違い、「春晩」は歌だけではなく、民族音楽とダンス、マジックショー、漫才落語など、全国から集めたレベルの高い作品が一遍に楽しめる番組である。漫才やコントに出てくる面白い言葉が、流行語になった事もしばしばある。まさにアーティストたちが、時代を引っ張って行くように感じている。


いつの間に、旧暦の大晦日に家族全員揃って、晩餐を食べながら「春晩」を見るのが中国人の習慣となっていた。番組のプログラムの構成や出演者は、各世代が興味を持っている分野のバランスを考え、創造性を重視するように制作されているそうだ。このような工夫があるからこそ、何億人もの視聴者も獲得でき、5時間も及ぶテレビ番組を見続ける事ができたと思う。


日付の変わり目に近づき、新年を迎えための爆竹や花火の音があちこち響きわたり始めます。新年へのわくわく感と一晩中鳴り続ける爆竹の音で不眠な夜となるのでしょう。