中国ポップス大賞〜全球C-pop音楽大賞〜

 先週金曜日、4月13日、マカオのヴェネーチア商人ホテルで「全球华语音乐榜中榜が開催されました。前にもちょっと紹介したことあるのですが、「全球华语音乐榜中榜は中国主要な音楽大賞です。音楽業界では「東方グラミー」とも呼ばれています。日本のレコード大賞と同じように、アメリカのグラミーからヒントを得て、設けられた音楽大賞です。


 この大賞は、1994年に音楽番組Channel[V]によって設立され、1998年から中国全国に放送し、年に一度開催されます。毎年違う都市で授賞式を行い、今まで北京、上海、成都、香港、台湾などの都市で開催されました。中国以外、シンガポールやマレーシアなど中国語の通じる地域でも、授賞式の様子が中継で放送されています。

 

 主要な項目は、最優秀歌手、人気歌手、功労賞、作曲賞、新人賞、最優秀バンドなど日本のレコード大賞と同じような音楽大賞を中心としています。近年、音楽だけではなく、ドラマや映画、ファッションに関わる項目も設けられ、より多角化にエンターテイメントに注目するようになってきたと感じています。

 

 また、その年で話題となった出来事に合わせ特別な賞が設けられ、2009年では着うた賞、2010年では著作権保護賞、様々な災害があった2011年では慈善賞などあげられます。今年、ちょっと一風変わった項目は「魅力の星」だと思います。受賞したのは、中国少数民族出身で、日本で活躍している歌手Alanです。このような、国境を超えて活動する歌手は、これからもっと注目されるのでしょう。

 

 海外で活躍する中国本土の歌手はもちろん、文化の政策が緩和されることによって、海外の歌手を対象とする賞も注目されるようになりました。第15回では「最も影響のある韓国人歌手」、今年の第16回では「最も人気日本人歌手」、「最も影響力のある韓国流行芸能人」といった項目がありました。中国語圏を受賞対象とするイベントにとって、このような動きは音楽業界グローバル化への飛躍的な一歩だと思います。

 

 第16回では「最も人気日本人歌手」では、倉木麻衣、山下智久、浜崎あゆみ、倖田來未四人がノミネートされ、倉木麻衣が受賞されました。倉木麻衣さんはなぜ中国で人気があるのかというと、恐らくアニメ「コナン」の主題曲を歌ったと思われます。「コナン」や「スラムダンク」など中国語に訳され、放送されていますが、主題歌やエンディングソングは日本語のままなので、100話近くも見れば、ストーリの内容と一緒に歌と歌手も好きになりますよね。(*個人ガンダム推測*)

 

 「全球华语音乐榜中榜」の主催者は記者会見で、授賞式を一年に一度に開催する形から「年度ランキング+四半期ランキング+周ランキング」という形式に変わると発表しました。「四半期ランキング」について、例として春は公益のエール、夏は映画作品、秋は新人発掘するためにオリジナル作品、冬は心を温めるラブソングを中心とし、季節に合わせたテーマで行う予定です。中国を離れてからしばらく見ていなかった番組だが、これからの授賞式が楽しみです。